子どもらしい日々
こういう言葉を聞きたかった!と嬉しかったので、引用させていただきます。
・・・・・・前文略・・・・・
今の子どもを気の毒に思うのは、とても刹那的なこと。
今、自分の身に起こっていることしか目に入らなくて、時のつながりの感覚がものすごく短い子が多い。
読み継がれてきた本には、その時間の感覚を伸ばしてくれる働きがある。
「昔の人からずーっとつながって今に至る」という時間の流れが感じられるんです。
例えばいじめに遭ったとき。今しか視野に入っていないと、とてもつらい。
友達の言ったひと言で心が埋め尽くされてしまう。
乗り越えるには、ちょっと離れて自分を見ることが必要です。
さまざまな本の主人公の生き方に触れることで、自分に降りかかったことを複眼的に見られるようになってきます。
自分の根っこが深くなる。物の感じ方も、表面だけでなく内側にあるものに思いが至るようになる。
人としての厚み、センスも養われると思うのです。
ケストナー、リンドグレーン、ファージョンといった作家達の作品には、のびのびとした子ども時代が描かれ、子どもであることの幸福感がにじみ出ています。
今の子どもにも、豊かな時間を贈るでしょう。・・・・・
これは絵本作家の松岡享子さんの言葉です。
記事タイトル(見出し)は、「本が子どもに与える力」。
「ふだんと違ってクリスマスの贈り物であれば、その場限りの本ではなくて折りに触れてくり返し読むのに堪える本がいいですね。読み継がれてきた本には、そういう力があります。」という冒頭文と、いくつかのおすすめ本が紹介されています。
紹介された本は、
「クリスマスの人形たち」
「雪の日のたんじょう日」
「グリーン・ノウの子どもたち」
「しりとりあそび あか・みどり・き」
「てぶくろがいっぱい」 ← 読みたい
「カイサとおばあちゃん」 ← 娘に贈りたい
あと、文中のケストナー著「飛ぶ教室」、大好きです。素敵な教師が出てきます。ケストナーのこの詩集も好きでした。
朝日新聞掲載の記事。とっているけど、まだ!ちゃんと読みたい、という方、12/16の12版〔生活〕です。
私が特に好きなというか、嬉しかった部分は、『子どもであることの幸福感』という言葉です。
これはどの子にも守り尊重されなければならないものだと思います。
大人の役目。
いつかは大人になっていく小さい人たちが、めいっぱいその子ども時代を味わって、
そこでたくわえた力が、人としての活力になり、新しい時代をつくっていくのだと思います。
子どもは未来。
子どもの子どもらしさって、宝。
子どもを今育てている人もそうでない人も、子どもを(本当の意味で)大切にすることが、
ひいては自分のいる世界をよくすることにつながるのことは言うまでもありません。
子どもや弱者にやさしい社会は、皆が生きやすい社会。
他を大切にすることは自己を大切にすることであり、
自分を愛せない人は他者への思いやりも生まれてきにくい。
・・・・・・・話を絵本にもどして。
これは、「ももいろのきりん」といって、娘が年長の頃に夢中で読んでいた絵本。
ある日、「紙ちょうだーい」「のり!」「せろはんてーぷも!」「ぴんく色がたりないのー」と、
チョキチョキ、ペタ、ぬりぬりぬりぬりぬりぬりぬり~~~~~~~~~~~~~
っと長いことかけて、弟(当時3か4歳)にも色塗りを手伝わせて、作り上げたのが、これ。
↓↓↓
「ももいろのきりん」、名札がついています。「きーろん」。
1m以上に及ぶ大作に私がびっくり。もっといい紙あげればよかった;と後悔したものでした。
いつもおえかきは裏紙利用だったので・・・。
本の中の女の子も自分できりんを描いていました。
6歳だった娘は自分のつくったきりんも、本の「キリカ」のように、話し、動き出すと思っていたかもしれません。名前までつけているし。
こういう風に何にも縛られない子どもの発想っておもしろい。大いにやれやれ~っ♪と思う。
・・・床にピンクの線がついたけど(泣)。
そんな娘も小学2年生ぐらいから、描く絵がなんだかおもしろくなくなっちゃった。
弟のほうはまだまだ自由~。
本当に、子どもの子どもらしさって貴重。
「ももいろのきーろん」、なんだか捨てられず今までしまっていたのだけれど、
こうやって写真を撮って記事にも残せたので、今朝サヨナラしました。(もちろん娘は知らない)
・・・・・・前文略・・・・・
今の子どもを気の毒に思うのは、とても刹那的なこと。
今、自分の身に起こっていることしか目に入らなくて、時のつながりの感覚がものすごく短い子が多い。
読み継がれてきた本には、その時間の感覚を伸ばしてくれる働きがある。
「昔の人からずーっとつながって今に至る」という時間の流れが感じられるんです。
例えばいじめに遭ったとき。今しか視野に入っていないと、とてもつらい。
友達の言ったひと言で心が埋め尽くされてしまう。
乗り越えるには、ちょっと離れて自分を見ることが必要です。
さまざまな本の主人公の生き方に触れることで、自分に降りかかったことを複眼的に見られるようになってきます。
自分の根っこが深くなる。物の感じ方も、表面だけでなく内側にあるものに思いが至るようになる。
人としての厚み、センスも養われると思うのです。
ケストナー、リンドグレーン、ファージョンといった作家達の作品には、のびのびとした子ども時代が描かれ、子どもであることの幸福感がにじみ出ています。
今の子どもにも、豊かな時間を贈るでしょう。・・・・・
これは絵本作家の松岡享子さんの言葉です。
記事タイトル(見出し)は、「本が子どもに与える力」。
「ふだんと違ってクリスマスの贈り物であれば、その場限りの本ではなくて折りに触れてくり返し読むのに堪える本がいいですね。読み継がれてきた本には、そういう力があります。」という冒頭文と、いくつかのおすすめ本が紹介されています。
紹介された本は、
「クリスマスの人形たち」
「雪の日のたんじょう日」
「グリーン・ノウの子どもたち」
「しりとりあそび あか・みどり・き」
「てぶくろがいっぱい」 ← 読みたい
「カイサとおばあちゃん」 ← 娘に贈りたい
あと、文中のケストナー著「飛ぶ教室」、大好きです。素敵な教師が出てきます。ケストナーのこの詩集も好きでした。
朝日新聞掲載の記事。とっているけど、まだ!ちゃんと読みたい、という方、12/16の12版〔生活〕です。
私が特に好きなというか、嬉しかった部分は、『子どもであることの幸福感』という言葉です。
これはどの子にも守り尊重されなければならないものだと思います。
大人の役目。
いつかは大人になっていく小さい人たちが、めいっぱいその子ども時代を味わって、
そこでたくわえた力が、人としての活力になり、新しい時代をつくっていくのだと思います。
子どもは未来。
子どもの子どもらしさって、宝。
子どもを今育てている人もそうでない人も、子どもを(本当の意味で)大切にすることが、
ひいては自分のいる世界をよくすることにつながるのことは言うまでもありません。
子どもや弱者にやさしい社会は、皆が生きやすい社会。
他を大切にすることは自己を大切にすることであり、
自分を愛せない人は他者への思いやりも生まれてきにくい。
・・・・・・・話を絵本にもどして。
これは、「ももいろのきりん」といって、娘が年長の頃に夢中で読んでいた絵本。
ある日、「紙ちょうだーい」「のり!」「せろはんてーぷも!」「ぴんく色がたりないのー」と、
チョキチョキ、ペタ、ぬりぬりぬりぬりぬりぬりぬり~~~~~~~~~~~~~
っと長いことかけて、弟(当時3か4歳)にも色塗りを手伝わせて、作り上げたのが、これ。
↓↓↓
「ももいろのきりん」、名札がついています。「きーろん」。
1m以上に及ぶ大作に私がびっくり。もっといい紙あげればよかった;と後悔したものでした。
いつもおえかきは裏紙利用だったので・・・。
本の中の女の子も自分できりんを描いていました。
6歳だった娘は自分のつくったきりんも、本の「キリカ」のように、話し、動き出すと思っていたかもしれません。名前までつけているし。
こういう風に何にも縛られない子どもの発想っておもしろい。大いにやれやれ~っ♪と思う。
・・・床にピンクの線がついたけど(泣)。
そんな娘も小学2年生ぐらいから、描く絵がなんだかおもしろくなくなっちゃった。
弟のほうはまだまだ自由~。
本当に、子どもの子どもらしさって貴重。
「ももいろのきーろん」、なんだか捨てられず今までしまっていたのだけれど、
こうやって写真を撮って記事にも残せたので、今朝サヨナラしました。(もちろん娘は知らない)
by harokijs
| 2008-12-18 09:58
| こども