北東北の手仕事 青森こぎん刺し

秋田まげわっぱ 編に続き、「北東北の手仕事」第2弾は「青森県のこぎん刺し」の紹介です。

初めて「こぎん」という言葉を聞かれる方も、知ってるよ~という方も、よかったらご覧くださいませ。


  *****こぎん刺しについて******
 下記のウエブサイトをご参照いただくと、私があれこれ説明するより早いです^^
 ・ウィキペディア(Wikipedia)
 ・kogin
 ・料理研究家の福田里香さんと「みつばちトート」の束松陽子さんによる「来森手帖」
 ・日本民藝館所蔵こぎん


  *****うちにあるこぎん刺し*****

これは、こぎん刺しのバッグ。藍地に薄水色の糸を刺しているもの。
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裏面は別の図案を同配色で刺している。
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同じ図案、薄藍地に藍の糸の刺し子。こちらは両面総柄。
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色違い同パターンを並べてみたところ。
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次はやや大物。
タペストリーとして使ったり、テーブルセンターにもなるサイズ。
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大きな柄。
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これはトイレの壁にかけてあるもの。

↓はダイニングの壁に。
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柄アップ。様々なパターン。好きなのはどの模様~?
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以上の2枚は今年に入ってから飾っているもの。
↓は、この家に越してからずっと玄関にかけているお気に入り。
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余白(余藍地?)を多く残した刺し方。なんか無性に好きで。

しまったままだったこちらも広げてみたところ。
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手前のはPCのカバーにもよさそう。

座布団もある。
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結婚した時から使っているもの。
やや小さめ薄いおザブは、洋風住宅でも違和感なく使えて重宝している。

お次は小物。
ちょっと使い込んでうすよごれているが;巾着。こういう柄、北欧っぽい。スウェーデン刺しゅうにこんな柄あったような。
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ポーチやペンケース。
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ハートが並ぶ。
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印鑑入れとコースター。
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コースターはおばあちゃんに教わりながら刺した娘の作品。
印鑑入れは結婚前、義母からもらったもの。はじめて持った「こぎん」。

すべてのこぎん作品は義母が刺したもの。

転勤族だった夫の両親が青森に数年間住んでいたことがあり、
そのとき出逢った「こぎん刺し」。
好奇心旺盛な義母は様々な習い事に手を染めてみたらしいが、
最も自分に合っていたというのが、こぎん。

青森時代は物産館に作品を納めたりしたようだけれど、今はリクエストがあればそれに応じて製作しているらしい。

私の初めてのこぎんチャレンジ。
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刺しかけのまま10年経ってました~。教わってやってみたのは結婚前。

図案集から方眼紙にパターンを写し取る作業の時点で自分には向かないかも・・・の予感(行き当たりばったり人間)。
まっすぐ運針の要領だから、刺すのは楽しい。
糸をひく加減が意外に難しく、ふっくらとした刺し子にするのは慣れた手でないと。

初めてこぎんのものをもらった頃は、「細やかですごいなぁ」ぐらいの感想だった。
10年の間、身近に使い、眺めていたら、
当初の「和モノ」だなあ(自分と、うちのインテリアには)ちょっと味が強いかなあといった印象はすっかり薄まり、
はっきりした形、藍の深みのある色が
逆にナチュラルムード満々のうちのインテリアをきゅっと引き締めてくれるというか、
いい具合に重みも加えてくれそうな気がしてきて、
しまいこんでいたものも引っぱりだしてきたところ。

もとは1枚の麻の布。
木綿の糸で一面に刺しゅうがほどこされると、
1枚の布が3枚ぶんものふくらみを持つ。

倹約令によって、麻布しか身に着けることを許されなかったというのが、この刺し子のきっかけだそうだ。
必要に迫られて生み出されたのだ。
津軽の農民達の知恵と技術に感心するばかり。

実に緻密な美しい手仕事。
その模様が、シャープなラインを描きつつ、おっとりとした温みも感じさせるのは、
きっと、家族の衣服を丈夫により温かくしてやろうと願いながら、
妻や娘が刺し子をしていたからだろう。

(それにしても寒さの厳しい本州最果ての地で「麻しか着てはならぬ」とはどーーーーいうこと!!!ここで憤ってもしょうがないが)

北欧に通じる「用の美」、大いに感じます!

前の記事で紹介した本「手のひらの仕事」にも、(もちろん)載っている。
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近年手芸好きの若い層にも「こぎん刺し」は知られるようになったそうで、教室などもあるらしい。
本も出されている。これは↓最近出されたもの。入りやすい現代向けなアレンジなのかな。

津軽に伝わるやさしい手仕事 こぎん刺し

鎌田 久子 / 雄鷄社


津軽こぎんと刺し子―はたらき着は美しい (INAX BOOKLET)

山邊知行 / INAX出版



2/19 追記

こぎんのスターターによさそうなセットを発見しました。
コースターの色味が渋くて素敵。柄もほどほどな感じで。
 nid ニド商店 こぎん刺しの体験セット(コースター)  

この雑誌も読んでみたい。バックナンバーも興味深いものが。

nid vol.10 (2009/Winter)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (10) (Musashi Mook)

エフジー武蔵


nid vol.9 (2008/Autumn)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (9) (Musashi Mook)

エフジー武蔵


nid vol.5 (2007/Autumn)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (5) (Musashi Mook)

エフジー武蔵


nid vol.7 (2008/Spring)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (7) (Musashi Mook)

エフジー武蔵


nid vol.6 (2008/Winter)―ニッポンのイイトコドリを楽しもう。 (6) (Musashi Mook)

エフジー武蔵


読みたい・・・
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