宮古マラソン
いつも胸にある三陸のこと。
よく使われる「被災地」という言い方は、私にはすこしよそよそしく感じられる。
宮古、山田、大槌、釜石、大船渡に陸前高田・・・
もっと言ったら、磯鶏、藤の川、高浜、金浜、吉里吉里、両石・・・、
なじんだ固有名詞があるからだ。
11月13日日曜日。
震災のつめあとを残しながらも、
マラソン大会が開かれた宮古へ行ってきた。
昨年も楽しんだこのイベント。
「がんばろう!宮古サーモン・マラソン」
海岸沿いがルートになっていた「ハーフマラソンの部」は行えないが、
復興イベントとして開催することを、6月の合同慰霊祭を機に決めたのだそうだ。
これまでハーフマラソンを走っていた人は10キロの部にエントリーしたのかな、
ハーフの部がないにもかかわらず例年通りの参加人数のようだ。
私もそうだが、だれもがきっと、
今年も宮古でマラソンができるなんて、信じられないという思いと嬉しい気持ちでいっぱいだったはず。
4月に宮古を訪れて目にしたものといったら・・・!
3月の末に大船渡に行った時に見た景色や会った人たちのこと、
言葉にするのがむずかしいけれど忘れられない。
がれきの中に咲く桜には、生命の力強さを感じた。
でももう見たくない。あのような景色は。
夫と長男、娘といとこ、私の弟とその娘の組み合わせで、「ペアマラソン2キロ」にエントリー。
小学生を一人入れることと、ゴール前100mから手をつないでフィニッシュするというのがルールだ。
沿道で応援する次男と甥。小学校上がったら母と走ろうね。
ゴール後のお楽しみイベントも、少し規模を縮小していたけれど、
秋刀魚の塩焼、鮭汁、鮭ご飯、ちゃんちゃん焼き等が振る舞われ、
それはもう美味しかった!!!
宮古は遠く、車で2時間半かかる道のりだ。
びゅーっと高速道路で行ける仙台の方がよほど近い。
でも。
心のふるさと宮古だ。
復興の歩みを確かめにまた行こう。
留守番隊長に、
「ただいま~」
「遅かったニャ」
by harokijs
| 2011-11-22 15:16
| おでかけ