人気ブログランキング | 話題のタグを見る

秋晴れの工房フェスタ

日曜日、軽めに朝ご飯を済ませ、鍋茶わん箸を忘れず持ったら車に乗り込み出発!
滝沢ー盛岡ツアーの日です。
行程は、
 ・馬っこパークで開催の岩手山麓工房フェスタ
 ・光原社
 ・じゃじゃ麺

紅葉が始まり、道すがらの景色も美しく楽しく。
開場前に到着してしまったのですが、工房のテントが林の中に見えてくると心はもう♪♪♪です。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_21522336.jpg

作家の方々が設置したそれぞれのテントをぐるりとまずは1周。
木のもの、陶磁器、あけび細工、羊毛、竹細工、漆器・・・etc.
作家さんが自らブースに立ち、品々を並べています。
「こんにちは」と声をかけてそれらを見せてもらいます。(夢中で見ていると忘れてしまうこともあります:汗)
「どうぞ手にとってみてくださいね~!」と、たいていの作家さんが言ってくれます。

すべすべの木肌が美しい木工製品も、この方たちが心をこめて磨き仕上げてきたものなのだなあと実感できるひとときです。
もし、私が作家でこうやって自分の作品を並べる立場だったら、それはそれはドキドキと緊張するだろうと想像。
こういう機会は作る側見る側両者に、よい刺激を与えてくれるなあと思います。
有名な松本のクラフトフェアも機会があれば行ってみたいものですが、あちらは全国規模で大きいのでしょうね。
これはこれで、地元のクラフトを知るよい機会だと思います。
願わくはもっと出店数が増えたらいいなあということ。うちで出すか?!(出せるようだったらいいねえ)
作家の方々に、「~~ですか」とか「~~ですね」と言ったりしているものだから、娘に「おかあさん、おしゃべりだねえ」と言われましたよ。
5月に行った小岩井のクラフトショップに竹細工を出していた作家さんもいて、「すごく便利に使っていますよ^^」と愛用報告。「あ、ああ、そうですか。よかった」って。
勝手な思いこみかとは思いますが、こういう作家の方々ってどちらかというと口べたなイメージ。口より手が器用というか。
そんな私も口べたで。この後久しぶりに会った友達と話すのにアワ・アワワワ(笑)

さて、一回りした私たちの足は、別区画のテント群の方へと向きを変えます。
湯気が立ち上り、いちだんと活気ある声が響いているところ。
食べ物やさんブースです。地元のおばちゃんたちや学童保育クラブなどがお店を出している。
まだ10時半では、お客さんもまばら。
手作りの豆腐コロッケ、スープ、水餃子、いわな、十割そば、漬け物、果物、いものこ汁・・・etc.

 わわっアレ美味しそう!
 あれも食べたい!
 おおーあれ絶対食べるわ!
  
すいているうちにと、早くもお昼ごはんの態勢に入るぱんだ一家。
このイベントは「エコ!!」MYどんぶり、MYお箸、モチロンエコバッグ持参を推奨しています。
毎年訪れる人々はそれを承知で持ってきますし、そうでない人たちのためにお椀のレンタルもあり、使ったお椀は外の炊事場で(そば湯利用)洗って返すことになっています。
私たち家族は2度目の参加で、昨年同様「なべ」を持ってきました。
5人分の汁物をよそってもらうのに、お椀にそれぞれ入れてもらうより、うちの場合効率的&安全です。
しかしさすがになべ持参の人は珍しいようで、店の人に「おおっ」と言われることもあり・・・人を驚かすのが好きな夫はそんな反応に嬉しそうだった・・・
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_2215144.jpg

あああ~~~美味しかった!!!!!
待ち時間ナシで安くって熱々のがいただけるなんてもう、お腹は大満足です。
芋の子汁などは、お店のおばちゃんがホイホイっとなべいっぱいの大サービスでよそってくれました。4人分以上あったと思いますが、2人分のお代です。ありがとうございました!
豆乳もちも美味しかったなあ。

あ、ここでウホウホ食べているところに、友達も夫妻で現れた。手にはイワナの串。これまた美味しそうだったなあ。いつもかわいい彼女ですが、なんか見たことのない帽子を被っているなあと思いつつも、聞きそびれた。あとで聞くにホームスパンのニット帽だったそうで。ふわっと温かいんだって。わかるわ~。みちのくあかね会の首巻き、私も一つ持っていますが、これが本当に泣けそうな暖かさと軽さ、そして何ともいえぬ深~~い発色なのですよ。

お腹満足の後は、馬っこパークですから馬は当然いるとして、ヤギやウサギもいる囲いの方へ。
子どもたち、エサをやろうとしています。
しかし、ヤギはともかく馬(小さいの!かわいいんだ)が鼻面を寄せてくると、びびってしまいエサを落っことしてしまうこと数回。
しょうがないなあ、こうやるのさ!とおかあさんがお手本。ふふ、私の実家には牛さんがいるので、こういうのは慣れているのです。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_165944.jpg

それでもやはり手をべろんとなめられるのが怖いようで、カゴをさしのべていたお兄ちゃん。
でもでも、やはりものすごく興味があるので、「やめた」とは言わないんですね。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_13412791.jpg

ヤギも飼っていましたね、子どもの頃。。。子ヤギを自転車のかごに入れたりして、ハイジのよう?
子ヤギの頃はかわいいのですが、ヤギというヤツは気位が高いというのか、大きくなると私ら子どもに対して馬鹿にした態度をとる。エサを持っていくと、「そこに置いてさっさと出て行け!」とでもいうように角を振って追い払うのですよ。こういう荒っぽいのはうちのヤギだけだったのかしら??
木立を駆け回ったり、馬に乗ったり、今日は特別にワタアメも食べたり、野点のお抹茶もいただきました。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_2142281.jpg

何があってもなくても広い芝生があれば、子どもは勝手に遊びます。
山をゴロゴロ転がってみたり。(転がっているのはうちの子だけだったか?)
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_21422755.jpg

大人も子も本当に居心地のよいイベントです。
昨年までは岩手山の登山口を会場に行われていたのですが、諸事情(駐車場のことなど)により、こちらに移しての開催となったようです。
山の斜面にテントが並んで、それはそれで楽しい「山麓まつり」ではありましたけど、ここはなんといっても平地のため歩くのが楽、駐車場も停めやすい、岩手山もきれいに仰げるし、来年もここでやってほしいなあと思いました。
主催する立場の人たちにはいろいろな苦労が多かったと思いますが、地元のクラフトを知り(買い)、景色よし、お腹も満足の本当によいイベントだと思うので、これからも続けていっていただきたいと思います。
地域おこしは地元の人の力が大切です。
外の人に向けて発信する一方で、地元の人にとっても、魅力のあるイベントであることが必要なのかもしれません。
そして、やはり、美味しいものがあると皆ニコニコになるのです。

いくつかの気に入りを見つけて連れ帰りました。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_21564975.jpg

左から、「懐工房」のカップ。小ぶりなので、これで緑茶もほうじ茶もココアも。子どもたち用。淡いかすれたような線がいい。甘くなりそうなところを一歩手間でとどまった絶妙さが気に入りました。つなぎ目を残してラフな感じを出しているのもいい。小ぶりで安定感がある湯呑み、探していたのです。出会えたよ。
中央、「大野木工」の保育皿。ぶっちにと夫が買っていた。「大野木工」に弟子入りしてみたい(アナタ・・・)と言って、ずっとそのブースにいた。
右、「家具工房JP-STYLE」の木(クルミ)のジャムスプーン。ジャムは木のさじですくいたいと思う。柄が長いところもポイント高し。この作家さん、割とお近くに工房を構えている方でした。リンゴ畑の中に工房があるなんて、素敵だ。

どれもぱんだ家のテーブルで大切に使います♪

門のところでリンゴとプルーンを買ってイベント会場を後にし、盛岡へ。
まず妹の仕事先に寄って、焼き菓子などを差し入れ。
「横澤パン」に行ってみたら売店は休み。(ガッカリ)
光原社へ。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_2155611.jpg

そんなによく行けるところではない。とくべつなお店。
中庭の雰囲気も大好きです。
「マヂエル館(資料館)」には柚木沙弥郎さんの版画絵や賢治の直筆原稿など展示されていて楽しめます。
「可否館(喫茶コーナー)」には入ったことがありません。そういう時間を持てるのはいつになることでしょうか??

「本館」、道路向かいの「モーリオ」とも、静かな空気が漂うギャラリーです。庶民にはなかなか手が出ません。丁寧に作られた各国の逸品をゆったりと眺めて、目と心の保養にするのがいいのです。夫と交代で見ます。(おちび達は車で留守番しているから!)

けれども時に本当に心をつかまれてしまう出会いもあり、そういうときはじいいっっくり(珍しく)夫とも相談して決めます。今使っている飯椀はこちらで見つけたもの。(割と求めやすい値段だった。たしか千円台)
キリムやギャベ、ホームスパンが置かれた2階もかなり好きな私、この日もぎしぎしと階段を上って行きました。
ここの特等席(と言っていいかな)、H.ウエグナーのテーブルセットにいつも置かれているのが、堀井和子さんの著書と、安藤雅信さんの器でした。
ものすごく魅力的な色と形をした安藤雅信さんのお皿、以前は白の器が置かれていましたが、この日は初めて見る「銀」の色。
「陶器に銀彩をほどこしているんですよ」と。
いやはや・・・なんとも。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_14565176.jpg

片口を・・・・・いい加減に差しても決して液だれしないそうです。しょうゆを差してみました。本当でした。(しょうゆ差しにしてはまずいでしょうかね)
長皿やボウルもとても心引かれました。銀彩貯金、始めようかなあ。
あと、くるみのクッキー(横澤パン製です)を買いました。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_1531525.jpg

やさしい味、とても丁寧に作られたことがわかるお菓子です。本当に美味しいですよ~。

白龍(パイロン)のじゃじゃ麺が本日のシメ。
分店(チビ連れには絶対こっち!)に向かいます。
5時前なので、待たずにすんなり座れます。
お盆などの時期は観光客帰省客ですさまじい行列ができて近寄れない。

いただきまーす
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_15244424.jpg

ちーたんたんも。
秋晴れの工房フェスタ_b0132950_1525782.jpg

ぶっちも食べる食べる。顔にじゃじゃ味噌がいっぱいです。
学生時代盛岡だった夫は、毎月1回はじゃじゃ麺チャージをしたいようです。
私も盛岡に4年いたけれど、じゃじゃ麺は結婚してから食べるようになった。

うちの定番コースとなっている、じゃじゃ麺のあとのジェラート。
何と嬉しいことに、私たちの顔を覚えていて(ぱんだ一家めだっていたのか?)いつも愛想よく接してくれるジェラート屋のおばちゃん、満点のポイントカードを「いつでも使っていいのよ」とくださいました(涙)。ポイントカードあるなんて知らなかったし、2,3ヶ月ぶりに来たのでしたが、「あら、持っていなかったの?すぐにたまるのに。ごめんね~。」と。こんな嬉しいことがあってよいのでしょうか。

そのまま家路につけばよいものを、本屋大好きなぱんだ一家、その後大きなブックセンターへ。
家に着くと外干しの洗濯物が宵闇にひらひら・・・。
主婦たるもの、(自分たちの行動の)読みが甘かったわ~。

工房まつりで買ってきたリンゴを剥き、懐工房のカップでお茶をして、この日の全行程終わり。

充実した一日になりました。先週のTDL報告より元気あるような?お腹一杯だったからか・・・きっとそうだ(笑)。間違いなく。

秋晴れの工房フェスタ_b0132950_1613762.jpg

 にんじんチョウダイよー
by harokijs | 2008-10-07 16:13 | おでかけ